今回の一枚!モデルのユッコ様
SEO、競合サイトの調査・分析ツールは、有料で高価なものが多い。
その結果、ツールを使えるのは、企業でなければ導入が難しいのが現状です。
競合サイトが使っているキーワードの調査くらいなら、自分でプログラミングすればできるのは?
と言うわけで、Pythonで調査用のプログラムを作ってみました。
どんな調査ツールなの?
今回作成したものは、競合10サイトでキーワードがどのくらい使われているのか割合を出してみました。
その結果を利用して、自分で記事を作成するさい、どんなキーワードを盛り込んだら良いかの手助けになると思います。
どのような動きをするのか?
検索キーワードを入力すると、google検索結果10サイトからキーワードを取得しカウントします。
カウント方法は、1サイトで同じキーワードが二回以上使われていても1回としてカウントします。
よって、全てのサイトで同じキーワードが使われていたら10回になります。
検索キーワード「Udemy 評判」を例に解説
検索キーワード「Udemy 評判」を例に動作の解説します。
- 検索キーワード「Udemy 評判」を入力する
- Google検索結果から10サイト分のURLを保持
- 保持したURLから1つずつサイトに訪問しキーワード取得
- キーワードの出現数をカウント(1サイトで同じキーワードが複数使われていても1回とする)
- 結果を出力
その結果、以下のように出力されます。
講師, 10site
勉強, 10site
購入, 10site
動画, 10site
評判, 10site
講座, 10site
参考, 10site
コース, 10site
エンジニア, 10site
ブログ, 10site
初心者, 10site
人, 10site
自分, 10site
Udemy, 10site
フリーランス, 6site
「プログラミング, 10site」とは、10サイト比較して10サイト全てで「プログラミング」が使われていたという意味。
調査ツールを使った結果、競合サイトの共通点が分かった
SEOに詳しい人の話によると、SEOが強いサイトとは、ユーザーに答えを過不足なく返しているとのこと。検索意図を汲み取れているサイトは、検索の上位に行くことが可能です。
講師, 10site
勉強, 10site
購入, 10site
動画, 10site
評判, 10site
講座, 10site
参考, 10site
コース, 10site
エンジニア, 10site
ブログ, 10site
初心者, 10site
人, 10site
自分, 10site
Udemy, 10site
フリーランス, 6site
上記の結果から、「Udemy 評判」では以下の共通点(仮説あり)があると言えます。
- 当然のことながら「Udemy」「評判」というキーワードは、全てのサイトで使われている
- 「エンジニア」が全てのサイトで使わていることから、「Udemyはエンジニア、もしくはエンジニアになりたい人が多い?」
- もしくは、ターゲットユーザを「エンジニア」にしている
- 「初心者」が全てのサイトで使われている。全ての記事で「(エンジニア?)初心者向け」に書いているのでは?
上記の結果元に次の行動を考えてみます。
以下は、1例です。
- 網羅性を上げるために、多くの競合で使われているキーワードを盛り込む(具体例として、9,10サイトで使われているキーワード)
- 競合で使われていない(もしくは少ない競合)キーワードを盛り込み独自性を強調
- 全く使われていないキーワード(ツールで検出されなかったキーワード)をつかう
技術的な観点から解説
今回のツールを作るために必要なスキルは以下の通りです
- スクレイピング
- 形態素分析(文章を単語単位に分割するため)
- Pythonでプログラミングを書くスキル
自サイトと競合とのキーワード比較機能追加
自サイト(自分で指定)と競合との間でキーワード使用状況がわかる機能を追加しました。
自サイトで使っているキーワードが、競合でも使われていると▲マークが表示されるようになった。その結果、他の競合と比べて、キーワードがどのくらい網羅されているのかわかるようになった。
以下の例は、キーワード「勉強」「評判」「エンジニア」「初心者」が自サイトでも使われていることを指す。
講師, 10site
▲ 勉強, 10site
購入, 10site
動画, 10site
▲ 評判, 10site
講座, 10site
参考, 10site
コース, 10site
▲ エンジニア, 10site
ブログ, 10site
▲ 初心者, 10site
人, 10site
自分, 10site
Udemy, 10site
フリーランス, 6site
ツールはどこにあるの?
ツールは、GitHubに上げています。
よって、以下のURLからダウンロードが可能です。
https://github.com/jshirius/web_tool/blob/master/seo_keyword_frequency_comparison.py
まとめ
以上、SEO調査ツールを作成してみましたというお話でした。
まだ機能は追加するので、追加したら随時公開していこうと思います。