■この記事で分かること
- なぜカテゴリ変数(ダミー変数)を機械学習のアルゴリズムに渡してはいけないか分かる
- カテゴリ変数の処理方法がわかる
- Pythonを使ったOne-hot表現の使い方の例が分かる
メイドの 見習い |
カテゴリ変数は、なぜOne-Hotエンコーディングが必要なの?
One-Hotエンコーディングなんてやったらカラム(列)が増えるから計算が面倒になるよ。
ダミー変数(カテゴリ変数を数値化したもの)のまま機械学習のアルゴリズムに渡してはだめなの?
メイド長 |
結論から言うと駄目よ。
カテゴリ変数は、回数や値段の様に連続的な数値じゃないからね。
アルゴリズムにダミー変数を渡したらおかしな値になってしまうから注意が必要ね
この記事では、なぜカテゴリ変数は何故One-Hotエンコーディングが必要なのか
解説します。
カテゴリ変数、ダミー変数とは
カテゴリ変数とは?
カテゴリ変数とは
- 変数の値が「SE、プログラマ、システムアナリスト 」のように数学的に連続の値になっていないもの
- DBに役割「0:SE 、1:プログラマ 、2:システムアナリスト 」と数値(ダミー変数)が割り振られていた場合も同様でカテゴリ変数とする。
- ただし、役職「0:アルバイト, 1:正社員,2:リーダ-,3:マネジャー, 4:社長」の場合は、この限りではないようです。
この例だと、値によって年収が増加するため連続値とも言える。
ダミー変数
カテゴリー変数を数値に置き換えたもの。
例えば、以下のように「アルバイト,正社員,リーダー,マネージャー,社長」を数値に置き換え、DBのテーブルに格納する変数として使われることが多い。
0:アルバイト
1:正社員
2:リーダー
3:マネージャー
4:社長
本題!カテゴリ変数を、なぜ機械学習のアルゴリズムに渡してはいけないの?
DBのテーブルにおいて、int型のカラムに以下の意味の数値が格納されているとします。
0:SE
1:プログラマ
2:システムアナリスト
3:テスター
上記の値をそのまま機械学習のアルゴリズム(ロジステック回帰など)に渡して良いのでしょうか?
答えはNGです。
なぜなら、「金額」、「回数」、「体重」のように足し算、かけ算が”意味的に”できないからです。
カテゴリ変数のままは、以下の意味と考えるとイメージし易いかと思います。
「SE+プログラマ=?」
ではカテゴリ変数は、機械学習ではどのように処理したら良いでしょうか?
一つの方法がone-hot表現を使う方法です。
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One-hot表現を使った例
one-hot表現にして0,1データ、つまり「なし(0)」「あり(1)」で表現します。
one-hotのポイントは、カテゴリ変数分のカラムが増えることです。
カテゴリ変数が増えると、カラムが増えるため、計算に時間がかかる、過学習を引き起こしやすいという問題が発生します。
その結果、あまり実務ではあまり使われていない印象です。
解決方法は、主成分分析(PCA)など使った次元圧縮です。
次元圧縮については、以下の記事を参考にしてください。
https://programming-info.dream-target.jp/sklearn-pca
Pythonの関数「get_dummies」を使ってOne-hot表現を解説する
では、次にPandasの「get_dummies」関数を使ったPythonの実装例を示します。
get_dummies関数を使うと、カテゴリ変数からダミーカラムを作ってくれるので
簡単です。
one-hot表現前
one-hot表現後
import pandas as pd
import numpy as np
from IPython.core.display import display
#データを読み込む
df = pd.read_csv('one_hot' + '.csv', header=0)
print("-----one hot表現する前------")
display(df)
one_hot = pd.get_dummies(df)
#one_hot = pd.get_dummies(df['支払い種別'])
print("-----one hot表現後------")
display(one_hot)
この記事を書くのに参考になったもの
AIジョブカレの機械学習の授業
AIジョブカレの授業は、実践(実務)向けです。機械学習を学んで稼ぎたい人、AIエンジニアとして転職したい人にとってはオススメといえます。
機械学習の授業の中で、カテゴリ変数の処理方法を学びました。
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