未経験エンジニア転職で採用される質の良いポートフォリオとは?採用担当の視点で解説します

  • 未経験からエンジニア転職で成功するには、どんなポートフォリオがいいの?
  • 「質がよいポートフォリオ」作れと言うが、「質が良い」とは何?

未経験からエンジニアへの転職を考えていると、ポートフォリオはどの程度、作り込めばよいか悩むことが多いのではないでしょうか?

「どうすれば採用担当者にアピールできるポートフォリオを作れるのか」「未経験者でも質の高いポートフォリオを作成できるのか」といった疑問や不安を抱えている方も多いと思います。

具体的なアドバイスや実例を交えながら、どのようにして魅力的なポートフォリオを作り上げるかをお伝えします。

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どの程度の応募者が、書類審査に通るの?

筆者は、これまで採用担当として、100人ほど選考してきました。

ポートフォリオの好感度(作品の質、使っている技術などで点数化)、および、実際に会ってみたい人の割合を図にしてみました。

 

その結果、筆者が、面接で話したいと思った人(書類選考に合格)は、100人中10人くらいでした。

10人の共通点は、質の良いポートフォリオを制作しています。

 

書類審査に通過する質の良いポートフォリオの5つ条件とは?

書類審査を通過する、質が良いポートフォリオとはどのようなものか?

5つの条件について述べます。

条件1:コンテンツにオリジナルティがあること

コンテンツに「オリジナルティ」があるとは、この記事では誰も作ったことが無いようなコンテンツ(ポートフォリオの題材)を指します。

どんな題材が良いのか、個人的な意見になりますが述べていきます。

誰かのために作ったポートフォリオは採用担当の評価も高い

あなたが作成したポートフォリオ(WEBシステムなど)は、誰が使うのか明確にします。

たとえば、あなたが、「会社のブログ管理している人向け」に便利ツールを作るとします。

ブログを管理する人の悩みと言えば、以下が想定されます。

・ブログの投稿が面倒だな

・ブログの反応(ページアクセス数、検索ランキングなど)を複数のWEBツールを使って確認するのは面倒だ

ブログ管理している人向けの解決策

筆者もブログを管理していて反応を見る機会が何度も発生します。

そのたびに、ページのアクセス数、検索ランキングを確認するために複数WEBサイトを見ていました。複数のWEBサイトを開いて確認するのが面倒で、APIを使って一つのシートにまとめるようにしました。その結果、反応を見るのがかなり楽になりました。

Youtuber向けの悩み解決なら、競合Youtuberの解析(タイトル名の比較など)を楽にしたいという要望に答えるなどあります。

上記に挙げた悩みを解決するために、システム(ポートフォリオ)を作って、人の悩みを解決します。

何の悩みを解決するのか決めておくと、オリジナリティが出て、題材・作成する機能面において差別化できます。

筆者
現在の職業で効率が悪い作業をシステム化するのも、誰かのためになるので、ポートフォリオとしてオススメです。

ポートフォリオにブログ、TODO、SNSアプリはおすすめできない

応募者は、TODOアプリ、SNSアプリ(ログイン、投稿機能、コメント機能)を題材に題材にすることが多いです。

その理由は、比較的作り安い(プログラミングの参考書に事例がたくさん載っているからか?)からだと思います。

 

もちろん、サイトのデザインが、応募者同士で同じというわけでは無いです。

・旅行が好きな人向けSNS

・音楽が好きな人が集まるSNS

・ある業種向けのタスク管理ツール(TODOアプリ)

・個人向けのタスク管理ツール

 

上記は、利用するユーザは別々にいると思います。

しかし、機能に着目すると「ログイン、投稿機能、コメント機能、画像を投稿できる」など、差別化できない状態になります。

 

採用担当の視点から見ると、採用したい人は、10人中1人の割合です。

「同じようなアプリを見ても仕方ない」と思い、「お見送り」にすることが多いです。

 

条件2:丁寧に作り込まれたコンテンツ(質が高いコンテンツ)

採用する立場にいると、コンテンツ(WEBサイトであれば、ユーザが見る部分のWEBサイト中身)は、丁寧に作られている方を好みます。ここでは、丁寧に作られたコンテンツとはどのようなものか解説します。

目に見える不具合がないこと

ポートフォリオは、不具合が無いことが前提です。

残念ながら、テストを1度でもすれば見つかるような不具合が多く、お見送りになったケースも多々あります。

特に多かったケースは、検索機能で検索してみたら画面が真っ白になり、何も表示されませんでした。

採用担当が、このような不具合を見つけると、「仕事が雑」という印象を与えてしまいます。

その結果、書類審査で落ちてしまいます。

尚、ボタンを連打するなど、一般的なユーザがやらないような操作をして不具合が出る分(例外系の処理とも言う)には問題ないと思います。

解決方法

解消手段は、ポートフォリオを作り終わったあと全部の機能をテストするのみです。

表示速度が早い

表示が速いサイトは、好まれます。

筆者の場合は、遅くても5秒以内に表示されてほしいと思います。

サイトが10秒以上表示されないと、「不具合があるの?」と思って、ポートフォリオを見るのをあきらめてしまいます。

 

Herokuの無料版はポートフォリオに適さない

Herokuは、インフラの知識がなくても、WEBサイトを手軽に公開できます。

さらに、無料で使うことができるので、ポートフォリオでよく使われます。

しかし、Herokuの無料版は、30分以上アクセスがないと、活動を休止してします。

休止状態でユーザーからアクセスあった場合、起動する関係もあり、サイトが表示されるまでに1分以上かかることがあります。その結果、採用担当は「不具合?」と思い、あなたが作ったポートフォリオを見なくなってしまいます。

Heroku使う場合は、お金の問題もありますが、有料版を使うことをオススメします。

 

表示速度が遅い問題の解消手段

サイトの特性上、どうしてもページの表示が遅くなってしまうなら、非同期処理を利用して、徐々にコンテンツを表示する対策があります。

見た目が良い(レイアウトが崩れていないこと)

ポートフォリオは、見た目も大事です。

応募者からしたら「ポートフォリオは、プログラミングができるかを見ているんだよね?見た目はデザイナーがやるから、関係ないのでは?」と思うかもしれません。

筆者も、ポートフォリオを作って転職活動していたときは、「見た目は関係ない!」という考えをもっていました。

しかし、採用担当は目に見える情報から「仕事が雑かどうか」判断するため、印象が悪くなってしまいます。

 

■解消手段

レイアウトに自信がないのであれば、Bootstrapなどある程度作られたテンプレートを利用しましょう。

実際の現場では、テンプレートを利用したり、デザイナーに依頼して見た目を整えることがほとんどです。

 

条件3:プログラミングのコードが整形されていること

ポートフォリオを作り終えたら、GitHubなどでプログラムを公開しましょう。

採用担当者のなかには、ポートフォリオ本体だけで無く、ソースコードもチェックする人もいます。

担当者は、整形されていないソースコードを見ると、「メンテナンス性が悪そうだ」という判断をします。

エンジニアによっては、プログラムは、仕様通り正しく動けば良いという考えもあります。しかし、あなたが、他の候補者よりも上に立ちたいのであれば、ソースコードを整形しておくことをオススメします。

 

■解決方法

一行一行、ソースコード整形をしていたら、それだけで数日かかってしまいます。

手でやるくらいなら、ソースコード整形ツールを使います。

整形ツールは、ほとんどのプログラミング言語に対応しています。しかも、無料で利用できることがほとんどです。

条件4:ドキュメントがあること

ポートフォリオを完成させた。

ソースコードも公開した。

次にやることは、技術的なドキュメントを作ることです。

最低限必要なドキュメントは以下の通りです

  • 利用するユーザ(個人的には一番重要だと思う)に関する記載
    • あなたが作ったポートフォリオは誰が使うのか明記します。
    • たとえば、Youtuber向けのアプリなら、Youtuberのどのような問題が解決するのか記載します。
  • 画面設計書
    • ポートフォリオには、どのような画面があるのか、画面一覧表を記載します
  • DB(データベース)テーブル設計書
    • データベースのテーブル一覧があると良いです。
  • DBのER図
    • テーブル間の関連を明記します。
  • 使用した技術の解説
    • どのような技術(プログラミング言語、APIなど)を使ったのか記載します。
    • さらに、なぜその技術が必要になったのかも書くと吉です。
  • インフラ
    • システム構成図
    • デプロイ方法(Docker,CircleCIなど)

条件5:いろいろな技術を取り入れている

WEBシステムを作る場合の最小元の知識としては、サーバーを利用する知識(Linuxの操作)、プログラミング言語の習得、DBを操作する知識の3点のみです。

それだけでも良質なコンテンツを作ることができます。

しかし、人気があるWEB系自社開発に入りたいのであれば、他の候補者と差をつける必要があります。

差をつける方法としては、いろいろな技術を取り入れることです。

たとえば、以下のようなものが考えられます。

  • (ツイッター)APIを利用したログイン
  • Dockerを利用したインフラ作成
  • CircleCIを使った自動デプロイ、自動テスト

 

技術の習得に前向きであると、エンジニアに転職できたときに幸せになれます。

筆者が遭遇した、質の悪いポートフォリオとは

「質の悪いポートフォリオ」についても解説します。

参考書のコピーしたようなポートフォリオ

参考書のコピーしたようなポートフォリオは論外です。例えば、ログイン機能と投稿機能だけがあるブログサイトが一例です。見た瞬間に「不採用」の烙印を押されてしまいます。

残念ながら、応募者の多くは、参考書のコピーしたようなポートフォリオを持ってくるのです。

筆者
言い方を変えると、ポートフォリオをちゃんと作り込めば、他の応募者を圧倒的に抜けるということですね!

 

バグがある

読者の疑問解消のイメージ

応募者のポートフォリオを見ていて、残念だと思うことがあります。

それは、せっかく時間をかけて作ってくれたのに、目に見えるバグがたくさんあることです。

たとえば、以下のようなものです。

  • ログインができない
  • 検索機能使ったら画面が真っ白になって反応しない

このようなバグがあると、即不採用になることがほとんどなので注意しましょう。

プログラミングスクールの課題をそのままポートフォリオにする

テックキャンプの卒業生が、スクールの課題をポートフォリオにすることで有名です。

最近の採用担当は、(応募者に)たくさんの「スクールの課題」を見せられているため、うんざりしています。

その結果、「スクールの課題」を見せた瞬間に「不採用」になることがほとんどです。

プログラミングスクールに通っているならば、面倒でもオリジナルのポートフォリオを作る方が無難です。

筆者
ここ最近は、ポートフォリオが無く「採用されたらプログラミングの勉強を開始します」という人もいます。個人的には、プログラミングスクールでちゃんと勉強しているなら良いとも思えます。

「コンテンツの質」VS「使用技術の多さ」どっちが大事

筆者は、書類審査をしていて気付いたことがあります。

それは、「コンテンツの質」で勝負する応募者、「使用技術の多さ」で勝負する応募者が2極化していることです。

結論から言うと、筆者は、以下の図のとおり、「コンテンツの質」が高い方を優先的に採用します(もちろん面接などで応募者の人間性も見ます)。

 

コンテンツの質が高い コンテンツの質が低い
使用技術が多い 積極的に採用 お見送り
使用技術が最小限 まずは会って話を聞きたい お見送り

最小限とは、ここでは1つ以上のプログラミング言語使用、WEBサーバー、DBの最小構成のことを指します。

その理由は、「コンテンツの質が高い」は、仕事を丁寧にやってくれると思うからです。

逆に、「使用技術が多い」けど「コンテンツの質は低い」応募者は、採用しないことがほとんどです。その理由は、「仕事が雑」という印象があるためです。

その結果、筆者の場合は、ポートフォリオは「コンテンツの質」を重視します

 

1人だと、ポートフォリオ製作や勉強を挫折してしまう方へ

1人で、ポートフォリオ製作や勉強が続かない人におすすめなのが、プログラミングスクールを利用した、勉強・転職活動です。

プログラミングスクールの受講料は高額です。

しかし、スクールを利用すれば、短期間で転職に必要な知識を得ることができます。

また、わからないところが出てきてもメンターに質問できるので、すぐに解消します。

その結果、独学で起きがちな「挫折しやすい」を防ぐことができます。

最後に、ポートフォリオ作成のサポートがあるプログラミングスクールを紹介しますね。

\ポートフォリオ作成サポートあり!オススメプログラミングスクール6選!/

イメージ
スクール名 テックアカデミー ドットプロ Aidemy Premium Plan DMM WEBCAMP 侍エンジニア塾 CHATY
公式サイトに行く 公式サイト 公式サイト 公式サイト 公式サイト 公式サイト 公式サイト
学べる内容
  • WEB開発
  • AI(機械学習)
  • IOS,Androidアプリ開発
  • ゲーム開発
  • 数学・統計学
  • WEB開発(AIと組み合わせた講座あり)
  • AI(機械学習)
  • WEB開発(AIと組み合わせた講座あり)
  • AI(機械学習)
  • WEB開発
  • WEB開発
  • AI(機械学習)
  • WEB開発
特徴
  • 現役のエンジニアがメンターがうり!
  • 講座数が30以上と多く学べる内容が多い
  • 料金は10万円台からとリーズナブル
  • AIとWEB開発を同時に学べるコースあり!
  • 対面受講により理解しやすい。
  • 「問題解決能力」が身につく実践的な講義がウリ!
  • AIに特化したスクール!
  • 予定よりも早くカリキュラムが終わると、他のコースの学習も可能!
  • やる気がある人ほどお得なスクール!
  • 通学スタイルとオンラインスタイルの両方に対応している。
  • 現役のエンジニアが学習をサポートします。
  • オーダーメイド制になっていて、受講生に合わせたオリジナルの学習カリキュラムを用意しています
  • マンツーマンレッスンで最後まで挫折させないカリキュラム
  • サーバー側、フロント側、リアルタイム通信など、最新のスキルを身につけることができる!
  • 転職活動において他の応募者に差をつけたい人にオススメ!

 

 

まとめ

今回は、「質がよいポートフォリオ」について解説しました。

未経験からエンジニア転職は、決して楽では有りません。

手を抜かず、ポートフォリオを作り込んでいけば、転職に成功してエンジニアになれますよ。

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  • WEB開発
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  • IOS,Androidアプリ開発
  • ゲーム開発
  • 数学・統計学
  • WEB開発(AIと組み合わせた講座あり)
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特徴
  • 現役のエンジニアがメンターがうり!
  • 講座数が30以上と多く学べる内容が多い
  • 料金は10万円台からとリーズナブル
  • AIとWEB開発を同時に学べるコースあり!
  • 対面受講により理解しやすい。
  • 「問題解決能力」が身につく実践的な講義がウリ!
  • AIに特化したスクール!
  • 予定よりも早くカリキュラムが終わると、他のコースの学習も可能!
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  • 通学スタイルとオンラインスタイルの両方に対応している。
  • 現役のエンジニアが学習をサポートします。
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  • マンツーマンレッスンで最後まで挫折させないカリキュラム
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